うまく出来なくて、隠れたくなった朝は、ありませんか。
梅の木「いいんだよ。わたしの花も、いちばんはじめは、いつも、すこしいびつに咲くのです。」
あなたの、はじめの一歩も、きっと、ふるえていた。ふるえながら、はじめて、いいのです。
一年を七十二に分けた季節の物語。小さな自然の出来事を、あなた自身の人生に重ねて。声の演じ分け・間・環境音でお届けするサンプルです。
うまく出来なくて、隠れたくなった朝は、ありませんか。
梅の木「いいんだよ。わたしの花も、いちばんはじめは、いつも、すこしいびつに咲くのです。」
あなたの、はじめの一歩も、きっと、ふるえていた。ふるえながら、はじめて、いいのです。
泣くのを、ぐっと、こらえてしまうことは、ありませんか。
雨の声「むりに、つよくならなくて、いいんだよ。かたくなったものをほぐすのは、つめたい雨の、やくめだから。」
あなたがこらえているその涙にも、かたくなった心をほぐす、ちからがある。
がんばっているのに、なにも変わらない。そう思える時期は、ありませんか。
でも、たねは知らなかったのです。くらい土のなかで、ちいさな根が、すこしずつ、のびていたことを。
見えていないだけで、あなたの根も、いま、伸びている。